【むかつく】転職エージェントに感じる不満の原因と、後悔しないための対策

転職エージェントの対応に不快感を覚えた経験を持つ人は多くいます。頼った転職エージェントの対応が悪いと、転職活動自体にストレスを感じ、うまく進みません私はプライム上場メーカー企業で7年以上採用業務に関わり、これまで1,000人以上の方を面接してきました。この記事では、むかつく転職エージェントの特徴や上手な対処法などを解説します。

記事を読めば、エージェントに振り回されずに転職活動を進めるコツや、信頼できるエージェントのポイントがわかります。むかつく転職エージェントに出会っても、適切な対処法を知っておけば、スムーズな転職が可能です。
» 転職エージェントとは?サービス内容をわかりやすく解説!

目次

むかつく転職エージェントの特徴

むかつく転職エージェントの特徴は、以下のとおりです。

  • 上から目線で偉そうな態度を取る
  • 連絡が異常に遅い・音信不通になる
  • 転職を急かしてくる
  • 自分の希望に合わない求人を紹介してくる
  • 電話やメールでの連絡が頻繁に来る
  • 対応が冷たくサポートが不十分である
  • 無断で応募を進める

上から目線で偉そうな態度を取る

上から目線で偉そうな態度を取る転職エージェントは、ストレスを感じさせます。求職者にとってマイナスな要素です。具体的には以下のような行動が見られます。

  • 求職者の話を遮る
  • 自分の経験や成功例ばかり話す
  • 高圧的な口調や態度を取る
  • アドバイスを一方的に押し付ける

求職者の不安や疑問が解消されず、適切なサポートを受けられません。転職エージェントは求職者のパートナーであるべきですが、上から目線で接されると信頼関係が築けません。上から目線の態度を取るエージェントとは、早急に距離を置くのが重要です。

連絡が異常に遅い・音信不通になる

連絡が異常に遅い・音信不通になるエージェントは、求職者にとって大きなストレスになります。返信が遅いと進捗確認が困難になります。求職活動はタイムリーな対応が重要です。応募状況や面接日程の連絡が遅れると、求職者のスケジュール調整が難しくなります

連絡が迅速でないエージェントは、信頼性にも疑問が生じます。求職者とのコミュニケーションがうまく取れないエージェントに対して不安を感じるのは当然です。時間と労力を無駄にしないためにも、連絡がスムーズなエージェントの選択が重要です。

転職を急かしてくる

転職を急かしてくる転職エージェントには注意してください。短期間での転職を強く勧めてくるエージェントは信頼できません。転職は自身のキャリアや生活に大きな影響を与えるため、慎重に進める必要があります。急いでいるエージェントは、自分の利益を優先している可能性があります。

転職活動は自分のペースで進めることが大切です。

自分の希望に合わない求人を紹介してくる

求職者が希望していない求人ばかりを紹介してくる転職エージェントがいます。希望していない求人ばかり紹介されると、転職活動がスムーズに進まず、時間が無駄になってしまいます。エージェントに振り回されないためにも、事前に特徴を知っておくことが大切です。

電話やメールでの連絡が頻繁に来る

転職エージェントとは、電話やメールでの適切なやりとりが大切です。しかし、しつこい連絡はストレスの原因となり、仕事や生活に悪影響を与えます。忙しい時間帯や夜間に連絡が来ると、リラックスする時間が奪われるからです。

自分の都合を考えずに連絡してくることも多く、効率的な転職活動が妨げられます。しつこい連絡に悩まされている場合、まずはエージェントに連絡頻度を減らしてもらうよう、依頼してください。

対応が冷たくサポートが不十分である

転職エージェントが親身になってサポートしてくれないと、転職活動は大きなストレスとなります。求職者にとってエージェントは頼りになる存在であるべきですが、対応が冷たい場合は大きな問題です。エージェントが求職者の話を十分に聞いていない場合も多くあります。

求職者の希望や状況を理解しないまま、一方的な提案や指示をされると、自分の意見が軽視されていると感じます。親身なサポートがない転職活動の成功率は、低くなりがちです。

無断で応募を進める

転職エージェントにより、無断で応募を進めることがあります。求職者の同意なしに企業に応募を進める行為は、信頼関係を損ねます。具体的には以下のようなケースです。

  • 求職者に知らせずに応募する
  • 履歴書や職務経歴書を無断で送付する
  • 応募先を相談せずに決める

求職者が希望する条件や、職場環境に合わない企業に応募してしまうリスクもあります。信頼できるエージェントを見つけると、安心して転職活動を進めることが可能です。

むかつく転職エージェントが存在する理由

むかつく転職エージェントが存在する理由は、以下のとおりです。

  • 企業から報酬をもらうビジネスモデルだから
  • キャリアアドバイザーに高いノルマがあるから
  • キャリアアドバイザーの経験・スキルが不足しているから
  • 多くの求職者を一人で担当しているから

企業から報酬をもらうビジネスモデルだから

転職エージェントがむかつく理由の一つに、企業から報酬をもらうビジネスモデルがあります。エージェントは採用が成功すると、企業から求職者の初年度報酬の約30%を報酬として受けとるのが一般的です。求職者の転職成立が、エージェントの利益になります。

高い報酬を得るために求職者を急かすことがあり、企業側のニーズを優先しがちです。求職者の希望に合わない求人を紹介したり、無理に転職を進めたりすることもあります。

キャリアアドバイザーに高いノルマがあるから

キャリアアドバイザーに高いノルマがあるため、求職者に対して強引な転職を促すことがあります。キャリアアドバイザーは、求人数や成約件数に関する数値目標が設定されているからです。ノルマ未達成が続くと、社内での評価や報酬に悪影響があり、キャリアアドバイザーは焦りを感じやすくなります。

焦りが原因で、求職者に無理な転職を迫ることもあります。

キャリアアドバイザーの経験・スキルが不足しているから

キャリアアドバイザーの経験・スキル不足は、転職活動中の人にとって悩みの種になります。経験が浅いアドバイザーほど、業界の知識や転職市場の動きを十分に理解していないからです。求職者の希望や条件に合っていない求人をすすめられると、不満やストレスにつながります。

IT企業に転職したいと伝えているのに、異なる業界の仕事を紹介されるケースもあるため、注意が必要です。求職者とのコミュニケーションがうまく取れず、話しにくい雰囲気を作ってしまうアドバイザーもいます。

多くの求職者を一人で担当しているから

転職エージェントの担当者が一度に多くの求職者を抱えていると、サービスの質が落ちてしまいます。担当者は限られた時間の中で多くの求職者を対応しなければなりません。多くの求職者を一人で担当していると、以下のような問題が起こります。

  • 求職者の希望や要望をじっくり聞けなくなる
  • 効率を優先して対応が雑になる
  • 転職の成功率が下がる

求職者にとって大きなストレスになり、転職活動自体もうまく進まなくなるので、注意が必要です。

転職エージェントがむかつくときの対処法

転職エージェントがむかつくと感じたら、以下のような対処法があります。

  • 自分の希望を明確に伝える
  • 担当者を変更してもらう
  • 複数の転職エージェントを利用する
  • 直接企業の採用ページから応募する
  • 転職サイトも併用する

自分の希望を明確に伝える

自分の希望を明確に伝えることは、転職活動を成功させるために重要です。自分が何を求めているのか具体的に伝えると、最適な求人を紹介してもらえます。エージェントに伝える内容は、以下のとおりです。

  • 希望する業界や職種
  • 希望する勤務地や勤務条件
  • 転職のタイミングやスケジュール
  • キャリアの目標や将来のビジョン
  • 給与や待遇などの条件

リモートワークが可能な企業を探しているなど、希望を詳細に伝えると、エージェントはより適切な求人を紹介してくれます。

担当者を変更してもらう

転職エージェントの担当者を変えたい場合は、担当者にきちんと伝えるのが大切です。担当者を変えてほしい理由を明確に伝えれば、希望が通りやすくなります。不満や改善してほしいポイントを具体的に伝えたり、感情的にならず冷静に理由を説明したりすることが重要です。

担当者が変わったら、自分の希望に合っているかどうかも確認しましょう。新しい担当者でも不満が解決しない場合は、別の転職エージェントを利用する選択肢もあります。

複数の転職エージェントを利用する

利用している転職エージェントがむかつくなら、複数のエージェントを利用するのがおすすめです。求人の選択肢が広がります。転職エージェントごとに持っている求人が違うので、一社だけに頼っていると自分にぴったりの求人を見逃してしまいます。複数の転職エージェントを利用するメリットは、以下のとおりです。

  • 幅広い求人情報をチェックできる
  • 自分と相性の良いエージェントを見つけられる
  • 転職活動の失敗リスクを減らせる

それぞれの転職エージェントには得意分野があります。複数の転職エージェントを利用すると、自分の希望や経験に合ったサポートを受けやすくなります。
» 転職エージェントのメリット・デメリットを徹底解説!

直接企業の採用ページから応募する

企業に直接応募する方法はおすすめです。公式サイトから最新の採用情報を自分でチェックできます。具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 企業の公式サイトから採用情報やキャリアのページを見つける
  2. 自分に合った求人を選び、フォームに情報を入力する
  3. 履歴書や職務経歴書をアップロードする
  4. 内容を確認したら送信する

転職エージェントを通す必要がないため、余計なストレスがかかりません。企業からの連絡を待つだけなので、気楽に進められます。

転職サイトも併用する

転職サイトを併用すると転職活動がスムーズになります。自分のペースで多くの求人情報を簡単に比較できるからです。転職エージェントを通さないので、気軽に応募できるのもメリットです。転職エージェントが持っていない求人にも出会える可能性があります。転職サイトでは求人情報がわかりやすく詳しく載っています。

企業の採用ページへのリンクがあるので、直接応募でき、応募状況の管理も簡単です。
» 転職エージェントと転職サイトの違いをわかりやすく解説!

転職エージェントを選ぶときのポイント

転職エージェントを選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。以下のポイントを押さえて転職エージェントを選ぶと、自分に合った転職先を見つけやすくなります。

  • 自分の属性に合う求人が多いか
  • 求人の質や量が充実しているか
  • サポート内容が充実しているか
  • 口コミや評判は良いか

自分の属性に合う求人が多いか

転職エージェントを選ぶ際は、自分に合う求人が多いかどうかの確認が大切です。自分のスキルや経験にぴったりの求人が多ければ、転職の成功率がグッと上がります。IT業界でエンジニアとして働いているなら、IT業界に強い転職エージェントを使うのがおすすめです。

業界に詳しい担当者が、より希望に近い求人を紹介してくれます。勤務地や働く条件など、自分が絶対に譲れないポイントを明確にしておくことも重要です。リモートワーク希望なら、リモート求人が多いエージェントを使うと転職活動がスムーズになります。

求人の質や量が充実しているか

転職エージェント選びは、求人の質と量が重要なポイントです。自分に合った仕事を効率的に見つけるには、幅広い求人の中から選ぶことが大切です。求人が充実したエージェントは、以下のような特徴があります。

  • さまざまな業種・職種の求人がある
  • 非公開求人が豊富にある
  • 大手企業からの求人がある
  • 求人情報が最新で頻繁に更新される

求人の質や量が充実したエージェントを選ぶと、自分に最適な仕事を見つけられる可能性が高まります。転職で失敗しないためにも、エージェント選びは慎重に行ないましょう。

サポート内容が充実しているか

転職エージェントを選ぶときは、サポート内容が充実しているか確認することが大切です。書類添削や面接対策を丁寧にしてもらえると、希望する企業の内定が取りやすくなります。キャリアカウンセリングで自分の強みや適性を知ると、自分に合う求人が見つけやすくなります。

専属のアドバイザーがつけば、自分の状況に合わせた個別のサポートを受けることが可能です。定期的に連絡を取り合いながら転職活動を進められるため、進捗状況を把握しやすく、安心です。

口コミや評判は良いか

転職エージェントを選ぶときは、口コミや評判が良いか必ず確認しましょう。実際に利用した人の感想をチェックするのが、自分に合ったエージェントを見つける近道です。口コミや評判が良いエージェントには、以下のような共通点があります。

  • 利用した人の多くが満足している
  • 親身になって丁寧に対応してくれる
  • 面接や履歴書のアドバイスが的確で役に立つ

口コミや評判が良いエージェントを選べば、転職活動を安心して進められます。
» 転職エージェントの選び方や利用する際のポイントについて解説

まとめ

転職エージェントを選ぶときは、担当エージェントとの相性や利用方法に注意してください。担当エージェントが上から目線だったり、連絡が遅かったりすると、不快に思う場面が多くなります。転職エージェントは企業側から報酬をもらっているため、企業を優先したり、多忙で対応が雑になったりします。

自分の希望をはっきり伝えることや、合わない担当者はすぐに変えてもらうなどの対策が効果的です。複数の転職エージェントや転職サイトの併用もおすすめします。
» 「転職エージェントはやめとけ」と言われる理由|向き不向きをチェック!
≫ 失敗しないために!信頼できるおすすめエージェント

目次