転職エージェントはやめとけ?1,000人以上面接したプロが解説する失敗する人の特徴と後悔しない使い方

転職活動を始めようとしたとき、SNSや知恵袋で「転職エージェントはやめとけ」「使わないほうがいい」という声を目にして、利用をためらっていませんか。

プライム上場メーカーで7年以上採用業務に携わり、1,000人以上の方を面接してきた経験から申し上げると、転職エージェントには向き不向きが確かにあります。ただし正しく選び・正しく使えば、大半の20代・第二新卒にとって強力な味方になります。

逆に、やめた方がいい人の特徴を知らずに登録して「希望と違う求人ばかり紹介される」「しつこく連絡が来てストレスになる」と後悔する方も一定数いらっしゃいます。

この記事では、「やめとけ」と言われる5つの理由・失敗する人の共通点・向いている人と向いていない人の特徴・後悔しないための5つのポイントを、採用担当者の本音を交えて解説します。読み終えると、自分が転職エージェントを使うべきかどうか、迷うことがなくなります。

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目次

転職エージェントはやめとけと言われる5つの理由

転職エージェントはやめとけと言われる理由

まずは「やめとけ」と言われる理由を整理します。結論から言うと、以下の5つが代表的な理由です。

  • 質の悪い転職エージェントが一部存在する
  • 希望に合わない求人を紹介されることがある
  • 電話やメールの連絡が頻繁でしつこく感じる
  • 自分のペースで転職活動を進めにくい
  • 担当者の質(経験・熱量)にばらつきがある

1. 質の悪い転職エージェントが一部存在する

すべての転職エージェントが優秀というわけではありません。求職者の希望やキャリアを十分にヒアリングしないまま、とりあえず数を打つスタンスで合わない求人ばかり紹介してくる担当者も存在します。経験の浅いアドバイザーに当たると、業界知識やキャリア設計のアドバイスが表面的になりがちで、「相談して損した」と感じてしまう方もいらっしゃいます。

採用担当者の本音:エージェントの質は会社だけでなく担当者個人でも大きく差が出ます。採用側としても「この担当者はよく企業を調べている」「この担当者は推薦文が雑」など、日常的に差を感じています。合わないと感じたら、会社を変えるのではなく担当者変更を依頼するのが最も早い解決策です。

2. 希望に合わない求人を紹介されることがある

希望に合わない求人を紹介される

転職エージェントは、企業から成功報酬を受け取るビジネスモデルで運営されています。そのため、決まりやすい求人・成約しやすい企業を優先的に勧めてくる傾向があります。結果として「希望の職種と少し違う」「勤務地が希望圏外」の求人が紛れ込むことがあります。

また、希望条件のヒアリングが浅いまま紹介が始まるケースもあります。「年収500万円以上」「残業月20時間以内」など譲れない条件は最初に数字で共有しておくと、ミスマッチの求人を最小限にできます。

3. 電話やメールの連絡がしつこく感じる

エージェントの担当者はノルマや目標件数を抱えているため、連絡が立て続けに来ると感じることがあります。特に初回登録直後は、

  • 平日の日中に電話が鳴る
  • 未読メールが数件溜まってプレッシャーを感じる
  • 一度断った求人を再度勧められる

といった状況に戸惑う方も少なくありません。在職中の転職活動ではストレスの原因にもなります。

連絡がしつこいと感じたときの対処法:「連絡は平日18時以降のメールのみでお願いします」と最初に伝えるだけで大半は改善します。それでも改善しない場合は、担当者変更を依頼するか、別のエージェントに切り替えてしまって問題ありません。

4. 自分のペースで転職活動を進めにくい

自分のペースで転職活動を進められない

エージェント側にも「3か月以内の内定獲得」「月間推薦件数」などの目安があるため、想定より早いペースで応募・面接が進んでいくことがあります。じっくり業界研究をしたい人や、半年〜1年かけて動きたい人にとっては、このペース感が合わず窮屈に感じるかもしれません。

登録時に「じっくり比較検討したいので、紹介は月に数件でお願いします」と伝えておくと、過度に急かされるのを防げます。» 転職活動の始め方完全ガイド

5. 担当者の質(経験・熱量)にばらつきがある

大手エージェントでも、担当者によって業界知識・推薦文の書き方・企業との関係性に差があります。経験豊富な担当者は企業側に対して強い推薦力を発揮しますが、経験が浅い担当者だと書類通過率にも影響が出ることがあります。

採用担当者の本音:推薦文を見ると担当者の力量はすぐにわかります。「この候補者は当社のこういう点にフィットする」と具体的な根拠を添えて推薦してくる担当者と、テンプレの文面で送ってくる担当者では、書類選考の通過率にも差が出ます。自分の担当者の推薦文を一度見せてもらうと、実力がわかります。

転職エージェントで失敗する人の5つの共通点

転職エージェントで失敗する人の共通点

ここまでの「やめとけ」と言われる理由は、実は使う側のスタンスによって大きく左右されます。1,000人以上を面接してきた採用担当者の視点から、転職エージェントで失敗しがちな方に共通する5つの特徴を整理しました。

  • 担当者に任せきりで、受け身のまま進める
  • 希望条件を曖昧にしか伝えていない
  • 1社だけに登録して、比較検討しない
  • 口コミや評判だけで担当者を信じ込んでしまう
  • 転職理由・キャリアの軸を整理しないまま面接に臨む

1. 担当者に任せきりで受け身のまま進めている

「エージェントに登録すれば、あとはやってもらえる」と考えている方は要注意です。転職の主役はあくまで自分自身であり、エージェントは伴走者にすぎません。受け身のまま紹介された求人に次々と応募していくと、軸のない転職になり入社後の後悔につながります。

能動的に動くコツ:週に1回は自分から状況確認の連絡を入れる / 紹介された求人について「なぜ自分に勧めるのか」を必ず質問する / 面接後は自分の感想を率直にフィードバックする。この3つを実践するだけで、エージェントの提案の精度は大きく向上します。

2. 希望条件を曖昧にしか伝えていない

「年収はできれば上がりたい」「勤務地は東京周辺で」といった曖昧な伝え方では、エージェントも正確な紹介ができません。条件は必ず数字・地名・具体的な働き方で伝えるのが鉄則です。

条件の伝え方テンプレート:
【譲れない条件】 年収450万円以上 / 東京23区内オフィス / 残業月30時間以内 / 土日休み
【できれば叶えたい条件】 年収500万円 / リモート週2日以上 / フレックスタイム制 / 年間休日120日以上
【避けたい条件】 転勤あり / 裁量労働制 / 固定残業45時間超

3. 1社だけに登録して比較検討しない

1社だけに登録すると、紹介される求人や担当者の質に偏りが出ます。総合型1社+特化型1〜2社の合計2〜3社に登録し、求人数・担当者の対応・サポート内容を比較するのがおすすめです。

比較すると「担当者Aさんの紹介精度は高いけれど、Bさんのほうが面接対策が丁寧」といった違いが見えてきて、最終的に自分に合うエージェントを選べます。

4. 口コミや評判だけで担当者を信じ込んでしまう

口コミ・評判サイトの情報は参考にはなりますが、担当者個人との相性は実際に話してみないとわかりません。「ネットで評判のいい大手だから間違いない」と思考停止していると、合わない担当者のまま転職活動を進めてしまうリスクがあります。

採用担当者の本音:口コミは参考になる一方で、古い情報や個人的な感情で書かれたものも多いです。実際に初回面談を受けて「質問への答えが具体的か」「業界知識が深いか」「自分の話を遮らず聞いてくれるか」を自分の目で確かめるのが最も確実です。

5. 転職理由・キャリアの軸を整理しないまま面接に臨んでいる

エージェントに勧められるまま応募したものの、「なぜこの会社を志望するのか」「将来どうなりたいのか」を自分の言葉で語れないまま面接に突入してしまうケースがあります。面接官は志望動機とキャリアの整合性を必ず見ています。軸が定まらないまま面接を受けても、通過率は上がりません。

» 自己分析のやり方完全ガイド|目的から具体的な手法まで

» 面接でキャリアプランを聞かれたときの答え方・回答例

転職エージェントをやめた方がいい人の3つの特徴

転職エージェントをやめた方がいい人の特徴

一方で、転職エージェントがどうしても合わない方もいらっしゃいます。以下の3つに当てはまる方は、転職サイト・直接応募・リファラル採用のほうが向いているかもしれません。

  • 自分のペースでじっくり転職活動を進めたい人
  • 断ることが苦手で、相手の期待に応えようとしすぎる人
  • 志望企業が既に明確に決まっている人

1. 自分のペースでじっくり進めたい人

半年〜1年かけて業界研究・自己分析・企業研究をしながら動きたい方には、エージェントのペース感は合わないことが多いです。自分で求人を検索して、気になる企業だけにじっくり応募するスタイルが向いています。

2. 断ることが苦手で、相手の期待に応えようとしすぎる人

断ることが苦手な方は、エージェントから勧められた求人を断れずに応募してしまい、結果的に本命ではない企業の選考に時間を奪われてしまう傾向があります。「ここは希望と合わないので見送ります」と明確に伝えられる自信がない場合は、転職サイトで自分のペースで応募する方がストレスが少ないです。

NG例:担当者に何度も提案された求人を「断るのが申し訳ない」という理由だけで受けてしまい、本命企業の選考と重なって本命企業の対策が疎かになる、という失敗パターンは実はよく起こります。

3. 志望企業が既に明確に決まっている人

「絶対にA社に入りたい」と決まっている場合は、エージェントを通さず直接応募・自社採用ページ経由・社員からのリファラルのほうが効率的です。直接応募の方が、企業側の採用コストが下がるため有利に働くケースもあります。

転職エージェントを利用した方がいい人の5つの特徴

転職エージェントを利用した方がいい人

「やめとけ」の声に反して、20代・第二新卒の多くの方にとって、転職エージェントは利用したほうが有利です。特に以下のいずれかに当てはまる方は、積極的な活用をおすすめします。

  • 初めて転職する人(情報も経験もゼロから)
  • 書類添削が苦手・書類選考で落ち続けている人
  • 面接に自信がなく、模擬面接で場数を踏みたい人
  • 情報収集が苦手で、業界研究に時間が割けない人
  • 現職が忙しく、転職活動に時間を取れない人

1. 初めて転職する人

初めての転職では、自分の強みや市場価値が自分ではわからないものです。エージェントは職務経歴書の作成・自己PRの磨き込み・キャリアプランの設計を無料でサポートしてくれます。何から始めればいいかわからない状態でも、キャリアアドバイザーが手順を示してくれるため迷わず進められます。

2. 書類添削が苦手・書類選考で落ち続けている人

書類添削が苦手な人

書類添削は採用担当者目線でのフィードバックが得られる最大のメリットです。エージェントは企業の採用担当者と日頃やりとりしているため、「この書き方だと通りやすい」「このアピールは響かない」というノウハウを熟知しています。

採用担当者の本音:エージェント経由の職務経歴書は、自己応募に比べて完成度が明らかに高い傾向があります。実績が数字で整理されていたり、志望動機が具体的だったりと、採用側が欲しい情報が的確に書かれているため、書類選考の通過率にも差が出ます。

» 採用担当者の目を引く職務経歴書の書き方完全ガイド

3. 面接に自信がなく、模擬面接で場数を踏みたい人

エージェントは企業別の面接傾向・過去の質問例・面接官のタイプを把握しており、それを踏まえた模擬面接を実施してくれます。緊張しやすい方・面接経験が少ない方にとって、無料で何度も練習できるのは大きな価値です。

» 面接練習の具体的なやり方と注意点

» 面接で緊張しない方法|事前準備と対処法を徹底解説

4. 情報収集が苦手で、業界研究に時間が割けない人

情報収集が苦手な人

エージェントは企業の社風・残業実態・離職率・配属先の雰囲気など、求人票だけではわからない情報を把握しています。業界研究に時間をかけられない方でも、ヒアリングベースで業界・企業の実情を知ることができます。

5. 現職が忙しく、転職活動に時間を取れない人

在職中の転職活動で最大のハードルは「時間がない」ことです。エージェントは求人のピックアップ・面接日程の調整・企業とのやりとりを代行してくれるため、可処分時間の少ない在職者でも効率的に動けます。

忙しい人の活用術:「平日はメール対応のみ可」「面接は土曜日を希望」「連絡は18時以降」と初回面談で伝えておくと、在職中でも無理なく転職活動が進められます。

転職活動をひとりで進めるのが不安な方は、プロのサポートを活用するのも選択肢です。

書類添削・模擬面接まで無料|20代・第二新卒のおすすめエージェント10選

転職エージェントで後悔しないための5つのポイント

転職エージェントで後悔しないためのポイント

ここからは、採用担当者として数多くのエージェント経由の応募者を見てきた経験をもとに、後悔しない転職エージェントの使い方を5つにまとめました。

  1. 自己分析で強み・弱み・価値観を整理してから登録する
  2. 希望条件を具体的な数字・地名で明確化して伝える
  3. 総合型1社+特化型1〜2社の合計2〜3社に登録する
  4. 担当者と合わなければ迷わず変更を依頼する
  5. 面接後は必ず感想をフィードバックし、提案精度を高める

1. 自己分析で強み・弱み・価値観を整理してから登録する

自己分析で自分の強み・弱み・譲れない価値観を整理すると、エージェントに伝える情報が明確になります。過去の成功体験と失敗体験を書き出すだけでも、自分の得意分野と改善点が見えてきます。

自己分析で整理すべき項目:
・これまでの成功体験と、その時に発揮した強み
・失敗体験と、そこから学んだこと
・仕事で大切にしたい価値観(成長/安定/ワークライフバランス 等)
・5年後・10年後のありたい姿
・絶対に避けたい働き方(全国転勤/長時間労働 等)

2. 希望条件を具体的な数字・地名で明確化して伝える

希望条件は「譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を分けて伝えるのがポイントです。数字と地名で具体化することで、エージェント側も的確な求人を提示しやすくなります。曖昧な伝え方は、ミスマッチ求人の最大の原因です。

3. 総合型1社+特化型1〜2社の合計2〜3社に登録する

自分に合った転職エージェントを選ぶ

複数エージェントに登録するメリットは、求人の重複を除いて情報量が増える・担当者を比較できる・サービスの違いを知れるの3つです。ただし4社以上になると管理が煩雑になるため、2〜3社がバランスの良い数です。

タイプ特徴おすすめの人
総合型求人数が圧倒的に多い業界を広く見たい人
20代特化型第二新卒・未経験歓迎求人に強い初めての転職・20代
業界特化型業界知識・非公開求人に強い業界を決めている人
ハイクラス型年収600万以上の求人が中心管理職・専門職経験者

» 20代・第二新卒におすすめの転職エージェント厳選5社

» 転職エージェントの選び方|重視すべきポイントを解説

4. 担当者と合わなければ迷わず変更を依頼する

担当者変更は転職エージェントでは日常的に行われていることです。「業界知識が浅い」「レスポンスが遅い」「高圧的で話しづらい」と感じたら、サポートセンター・問い合わせフォームから変更依頼を出しましょう。

採用担当者の本音:担当者変更に罪悪感を持つ必要は一切ありません。転職はあなたの人生を左右する選択で、合わない担当者のまま進めるほうが圧倒的にリスクです。気まずさより、自分のキャリアを優先してください。

» 転職エージェントがむかつく・うざいと感じたときの対処法

5. 面接後は必ず感想をフィードバックし、提案精度を高める

面接後は「聞かれた質問」「手応え」「気になった社風」を担当者に必ず共有しましょう。担当者は企業側からのフィードバックも持っているため、両者を突き合わせることで次の面接での改善点や、より相性の良い企業の紹介に活かしてくれます。

採用担当として何百人と面接してきて、はっきり言えることがあります。それは、企業分析が浅いまま面接に来る方が、驚くほど多いということ。求人票と採用ページだけ見て臨む方が大半で、面接官の側から見ると「準備の差」がはっきり見えてしまいます。企業分析にはいくつか方法がありますが、その一つに口コミがあります。採用担当として正直に言えば、私自身も自社の口コミは時々チェックします。それくらい、求人票や面接では見えない“現場の温度感”が口コミからは読み取れるんです。

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転職エージェントと転職サイトの違い|併用のコツ

転職エージェントと転職サイトの違い

「エージェントがダメなら転職サイトを使えばいい」と考える方も多いですが、両者は得意分野が異なる別のサービスです。違いを理解したうえで併用すると、転職活動の成功率が大きく上がります。

項目転職エージェント転職サイト
サポート体制キャリアアドバイザーが伴走基本的にサポートなし
求人の種類非公開求人が多い(60〜80%)公開求人のみ
求人検索担当者が希望に合う求人を選定自分で条件検索して応募
書類添削あり(プロによる添削)なし
面接対策模擬面接・企業別対策ありなし
年収交渉代行してもらえる自分で交渉
進行ペース担当者のペースに影響される完全に自分のペース
費用完全無料原則無料

転職サイトが向いているケース

  • 応募先企業が決まっていて、自分で応募したい
  • じっくり複数社を比較して決めたい
  • 担当者とのコミュニケーションが面倒に感じる
  • 情報収集・書類作成・面接対策を全て自分でできる

転職エージェントが向いているケース

  • 初めての転職で、何から始めればよいかわからない
  • 書類添削・面接対策を無料で受けたい
  • 非公開求人にアクセスしたい
  • 在職中で時間が取れないため、求人選定を代行してほしい

併用する最強の使い方

おすすめはエージェント2〜3社+転職サイト1〜2サイトの併用です。エージェントで書類添削・面接対策・非公開求人へのアクセスを得ながら、転職サイトで業界相場や自分の市場価値を自分の目で確認できます。

併用のコツ:エージェントから紹介された求人は、転職サイトでも同じ企業を検索してみましょう。年収レンジ・募集要項・口コミを比較することで、エージェントの情報に偏ることなく客観的に判断できます。

» 転職エージェントと転職サイトの違いを徹底比較

失敗しない転職エージェントの選び方5つのチェックポイント

失敗しない転職エージェントの選び方

「やめとけ」と後悔しないためには、登録前の選び方が重要です。以下の5つのチェックポイントで見極めましょう。

1. 自分の年代・業界に特化しているか

20代なら20代向け、IT業界ならIT特化と、自分の属性に強いエージェントを選ぶと紹介精度が段違いに上がります。ハイクラス向けのエージェントに第二新卒が登録しても、合う求人は多くありません。

2. 初回面談の質問が具体的で深いか

初回面談で「キャリアの軸は?」「5年後どうなりたい?」「絶対に避けたい働き方は?」など、深い質問をしてくるアドバイザーは信頼できます。「どんな求人がいいですか?」と表面的な質問しかしてこない担当者は、マッチング精度が低いと判断してよいでしょう。

3. 企業情報を具体的に説明できるか

「社員数」「平均残業時間」「配属先の雰囲気」「離職率」などを具体的な数字・エピソードで説明できる担当者は、企業との関係性が深いプロです。一般論しか語れない担当者は、企業理解が浅い可能性があります。

4. レスポンスが適切(速すぎず遅すぎず)か

メールや電話の返信が24時間以内にあるかは重要な指標です。ただし、深夜や休日に連絡してくる・5分おきに電話してくる担当者は逆に要注意です。ビジネスマナーを守りつつ、適切な頻度で連絡をくれるかを見極めましょう。

5. 提案に『なぜ』があるか

求人を紹介するときに、「なぜあなたにこの求人を勧めるのか」「どの強みが活きるか」を具体的な根拠で説明してくれる担当者は信頼できます。「とりあえず出してみました」「条件に合いそうなので」といった雑な提案が続く担当者は、変更を検討してよいサインです。

採用担当者の本音:推薦文に「なぜ」が書けるアドバイザーは、面接で企業側と候補者の橋渡しも上手です。逆に『なぜ』が語れない担当者は、面接対策や企業情報の提供も表面的になりがちです。

実例で学ぶ|転職エージェントの失敗パターン・成功パターン

最後に、採用担当者として見てきたエージェント利用者の失敗パターン・成功パターンを事例として紹介します。自分の使い方と照らし合わせながら、これからの転職活動の参考にしてみてください。

失敗パターン①:紹介された求人をすべて受けてしまったAさん

Aさん(26歳・営業職)はエージェントから紹介された10社すべての選考を受けてしまい、本命のB社の面接対策が疎かになってしまいました。結果的にB社は最終面接で不合格。「断れないまま応募し続けた」ことが敗因です。

教訓:紹介された求人は、必ず自分の軸と照らし合わせて絞り込む。断るのが苦手な方は「譲れない条件リスト」を手元に置き、それに合わない求人は機械的に見送ると決めておきましょう。

失敗パターン②:1社だけで情報が偏ってしまったBさん

Bさん(28歳・事務職)は大手エージェント1社だけに登録。担当者が勧める求人ばかりを応募していた結果、別のエージェントなら紹介されたはずの優良な非公開求人を見逃していました。転職後に友人から「同業で年収が100万円高い求人があった」と聞いて後悔したそうです。

教訓:最低でも2〜3社に登録して求人情報を比較する。1社だけだと情報の偏りに気づけません。

成功パターン①:担当者変更を即決したCさん

Cさん(25歳・IT職)は、最初の担当者が業界知識に乏しいと感じた時点で、2週間で担当者変更を依頼しました。新しい担当者は技術スタックを理解していたため、求人の質が一変。2か月後に年収100万円アップで希望企業に内定しました。

成功のポイント:合わないと感じたら即行動。担当者変更は罪悪感を持つ必要はなく、むしろ転職成功のための当然の権利です。

成功パターン②:3社併用+面接フィードバックを徹底したDさん

Dさん(27歳・企画職)は総合型1社+20代特化型2社の3社に登録。毎回の面接後に必ず担当者へ詳細な感想をフィードバックしていました。担当者からは企業側の評価も共有されるため、面接ごとに改善が進み、5社目の面接で第一志望の企業から内定を獲得しました。

成功のポイント:担当者を「一緒に戦うパートナー」として扱うこと。双方向のコミュニケーションで提案精度が確実に高まります。

このように、同じ転職エージェントというサービスでも、使い方によって結果が大きく変わるのが実情です。「やめとけ」の声の多くは、適切な使い方を知らないまま利用して後悔した方のものであり、使い方さえ押さえれば、20代・第二新卒にとって最も効率的な転職ツールになります。

面接対策に不安がある方は、転職のプロに相談するのも選択肢のひとつです。

書類添削・模擬面接まで無料|20代・第二新卒のおすすめエージェント10選

エージェント紹介の面接でも辞退時は電話が基本です。
» 面接辞退の電話連絡の完全マニュアル

転職エージェントはやめとけに関するよくある質問

転職エージェントはやめとけに関するよくある質問
転職エージェントを使わないほうが年収は上がりますか?

結論から言うと、多くの場合はエージェントを使ったほうが年収は上がりやすいです。エージェントは市場相場のデータをもとに年収交渉を代行してくれるため、候補者本人が交渉するより客観的な根拠を添えて企業に提案できます。ただし、交渉力に自信がある方・希少なスキルを持つ方は、自分で直接交渉したほうが柔軟に動ける場合もあります。

転職エージェントは何社に登録するべきですか?

総合型1社+特化型1〜2社の合計2〜3社がおすすめです。1社だけでは求人や担当者の質に偏りが出やすく、4社以上になるとやりとりが煩雑になって管理しきれなくなります。まずは2〜3社に登録して、担当者や紹介される求人を比較しながら最も相性の良いエージェントに絞り込むのが効率的です。

エージェントを使うと、企業に不利になりませんか?

いいえ、不利にはなりません。企業は採用計画の一環としてエージェントを活用しており、エージェント経由の応募だからといって選考で不利になることはありません。むしろエージェントが推薦文を添えてくれるため、書類選考の通過率が上がる傾向があります。

担当者と合わないとき、どう伝えればいいですか?

メールまたは問い合わせフォームから、「業界知識の深い方に担当していただきたい」「連絡頻度や対応方針の相性があまり合わないため、担当者の変更をお願いしたい」と伝えるだけで対応してもらえます。担当者変更はエージェントでは日常的に行われていることなので、気まずさを感じる必要は一切ありません。

登録したら必ず転職しなければなりませんか?

いいえ、まったくそんなことはありません。「情報収集だけ」「自分の市場価値を知りたい」「いい求人があれば考えたい」といった温度感での登録でも歓迎されます。実際、登録後に転職を見送って現職に残る方も一定数いらっしゃいます。強引に転職を勧めてくるエージェントもあれば、長期スパンで寄り添ってくれるエージェントもあります。

在職中でも転職エージェントは利用できますか?

もちろん利用できます。むしろ在職者こそエージェントの活用がおすすめです。求人のピックアップ・面接日程の調整・企業とのやりとりをすべて代行してくれるため、可処分時間の少ない在職者でも効率的に転職活動が進められます。初回面談時に「連絡は平日18時以降」「面接は土曜日を希望」と伝えておくとスムーズです。

» 転職エージェントのメリット・デメリット完全ガイド

まとめ

転職エージェントはやめとけのまとめ

「転職エージェントはやめとけ」という声の正体と、後悔しないための使い方を、採用担当者の視点から解説してきました。最後に、本記事の要点を整理します。

  • 「やめとけ」と言われる5つの理由は、担当者の質・求人ミスマッチ・連絡頻度・ペース・ばらつき。ただしすべて対処可能
  • 失敗する人の共通点は、受け身・条件曖昧・1社登録・口コミ依存・軸未整理の5つ
  • 自分のペースを大事にしたい人・断るのが苦手な人・志望企業が決まっている人は無理に使わなくてよい
  • 初めての転職・書類や面接に不安がある人・在職中で時間がない人は積極的に活用すべき
  • 後悔しないコツは、自己分析→条件明確化→2〜3社登録→担当者変更をためらわない→面接フィードバックの5ステップ

大切なのは、「やめとけ」の一言で判断するのではなく、自分の状況と相性で考えることです。合わない担当者は変えればよく、不要な求人は断ればよいだけの話です。エージェントは使いこなすもの、という感覚で活用できれば、転職活動の成功率は確実に上がります。

まずは2〜3社に無料登録して、初回面談で相性を確かめるところから始めてみてください。登録しても必ず転職する必要はありません。自分の市場価値や、今までなかった業界・職種の選択肢を知るきっかけになるはずです。

» 20代・第二新卒におすすめの転職エージェント厳選5社を見る

» 転職活動の始め方完全ガイド|内定獲得までのステップ

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