面接会場に向かう途中、ふと「マスク、外した方がいいのかな……」と迷った経験はありませんか。コロナが5類に移行した今でも、面接でのマスクの扱いに悩む方は多くいます。
プライム上場メーカーで7年以上採用業務に携わり、1,000人以上の方を面接してきました。結論から言えば、2026年現在、面接ではマスクを外すのが基本です。ただし、企業や業界によって方針が異なるため、正しい判断基準を知っておくことが大切です。
この記事を読み終えると、面接でのマスクの判断基準、おすすめの色と選び方、外すタイミングのフロー、面接官に「外して」と言われた場合の対応まで、すべてわかります。
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【2026年最新】面接でマスクは外すべき?採用担当者の結論

2023年5月に新型コロナウイルスが5類に移行して以降、面接でのマスク着用は「原則外す」が基本的なマナーになっています。採用担当者としての実感では、2026年現在、マスクを着けたまま面接を受ける候補者は全体の1割以下まで減少しました。
採用担当者は面接中のマスクをどう見ている?
面接官の立場から言えば、マスクを着けたまま面接を受けること自体がマイナス評価になることはほとんどありません。ただし、表情が見えないことで「熱意が伝わりにくい」「人柄が読みにくい」と感じるのは事実です。
採用担当者の本音
正直に言えば、マスクなしの方が印象に残りやすいです。表情豊かに話す候補者は記憶に残り、「一緒に働きたい」と思わせる力が強い。ただし、体調や事情があればマスク着用は全く問題ありません。
企業への事前確認の方法(メール例文付き)
面接のマスク方針が不明な場合は、事前に確認するのがベストです。日程調整メールの返信時に、さりげなく一文添えましょう。
確認メール例文
面接当日のマスク着用について、貴社の方針がございましたらご教示いただけますと幸いです。
電話で確認する場合は、「面接時のマスクについて確認させていただきたいのですが」と簡潔に聞けば問題ありません。確認すること自体がマイナス評価になることはありません。むしろ、事前に気を配れる人だという好印象につながります。
面接で選ぶべきマスクの色と種類|採用担当者のおすすめ

「面接 マスク 色」で検索する方が非常に多く、マスクの色選びに悩んでいる方が多いことがわかります。採用担当者の立場から、面接にふさわしいマスクの色・種類・避けるべきものを解説します。
おすすめの色は白・薄グレー・ベージュ
面接で使用するマスクの色は、以下の3色がおすすめです。
| 色 | 印象 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 白 | 清潔感がある・フォーマル | ◎ 最も無難 |
| 薄グレー | 落ち着いた印象・スーツに合う | ○ 男女問わず好印象 |
| ベージュ / 肌色 | 顔になじむ・自然な印象 | ○ 女性に人気 |
採用担当者の本音
迷ったら白の不織布マスク一択です。これで悪い印象を持つ面接官はまずいません。薄グレーやベージュも好印象ですが、黒は業界によっては「カジュアルすぎる」と感じる面接官もいます。
避けるべき色・柄・デザイン
以下のマスクは面接では避けましょう。
- 黒マスク:カジュアルな印象。IT・クリエイティブ業界以外では避けた方が無難
- 柄物・ロゴ入り:面接の場にふさわしくない
- 派手な色(ピンク・青など):目立ちすぎて面接の内容に集中してもらえない
- 使い古した・汚れたマスク:清潔感を大きく損なう
不織布マスク vs 布マスク、どちらが好印象?
面接では不織布マスクが推奨です。布マスクやウレタンマスクはカジュアルな印象を与えやすく、面接の場ではフォーマル感に欠けると感じる面接官がいます。
不織布マスクを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 新品を使用する(シワや折り目のないもの)
- 顔のサイズに合ったものを選ぶ(大きすぎ・小さすぎはNG)
- 耳掛け紐が適切な長さのものを選ぶ
- 化粧がつきにくいタイプを選ぶ(女性の場合)
予備マスクの持ち方と保管方法
面接には必ず予備のマスクを1〜2枚持参しましょう。移動中に汚れた場合や、面接が複数回ある場合に備えられます。清潔なマスクケースやジッパー付きの袋に入れて、カバンの取り出しやすい場所に保管してください。
面接でマスクを外すタイミングと正しい外し方【フロー解説】

「面接でマスクをいつ外せばいいかわからない」という声は非常に多いです。ここでは、到着から面接終了までの流れに沿って、マスクを外すベストなタイミングを解説します。
① 会場到着〜受付:マスク着用のまま
会場に到着してから受付を済ませるまでは、マスクを着用したままで問題ありません。ビルの共用部分やエレベーターでは、マスクをしている方が周囲への配慮を示せます。
② 待合室〜入室:マスク着用のまま待機
待合室でもマスクは着けたままでOKです。入室する際も、まだマスクは外さないのが一般的です。着席して面接が始まるタイミングで判断します。
③ 着席後〜面接開始:外すタイミングの見極め方
着席した後、面接が始まる前がマスクを外すベストタイミングです。以下の3パターンで判断しましょう。
- 面接官から指示がある場合:「マスクは外していただいて大丈夫です」と言われたら、素直に外す
- 面接官がマスクを外している場合:面接官に合わせて外すのが自然
- 指示がない場合:「マスクを外してもよろしいでしょうか」と一言確認する
ポイント:迷ったら自分から「マスクを外してもよろしいでしょうか」と聞くのがベストです。この一言で「気配りができる人」という印象を与えられます。
④ 外したマスクの保管方法
外したマスクは折りたたんでマスクケースに入れるのが最もスマートです。ケースがない場合は、清潔なハンカチに包むか、ポケットに入れましょう。テーブルの上にそのまま置くのはNGです。
転職活動をひとりで進めるのが不安な方は、プロのサポートを活用するのも選択肢です。
「マスクを外してください」と言われた場合の対応

面接官から「マスクを外していただけますか」と言われるケースは珍しくありません。慌てずにスマートに対応するためのポイントを解説します。
スマートな外し方と一言
面接官から外すよう指示されたら、以下の手順で対応しましょう。
- 「承知しました、失礼いたします」と一言添える
- 耳掛けを持って丁寧に外す(マスクの表面には触れない)
- 折りたたんでマスクケースやポケットに収納する
- 姿勢を正し、軽く微笑んでから面接を再開する
外した後は表情を意識的に明るくしましょう。マスクを外した瞬間の第一印象が非常に大切です。口角を上げ、目元と口元の両方で笑顔を作ることを心がけてください。
健康上の理由で外せない場合の伝え方
花粉症やアレルギー、呼吸器系の持病などでマスクを外せない場合は、正直に理由を伝えましょう。
伝え方の例文
「申し訳ございません。アレルギー症状がございまして、マスクを着用させていただいてもよろしいでしょうか」
理由を丁寧に説明すれば、不利になることはありません。採用担当者として言えば、健康上の理由で外せないことを率直に伝えてくれる方が、無理に外して咳き込んだり鼻をすすったりするよりもはるかに好印象です。
注意:「マスクを外したくない」という個人的な好みだけでは、面接官の指示に従わない理由としては弱い場合があります。健康上の理由がない場合は、できるだけ面接官の指示に従うのがマナーです。
マスク着用のまま面接する場合のコミュニケーション術

マスクを着用したまま面接を受ける場合、コミュニケーションの工夫が必要です。採用担当者が「この人は伝える力がある」と感じるためのポイントを紹介します。
声の大きさ・滑舌を意識する
マスクを着けると声が約30%減衰すると言われています。普段の1.3〜1.5倍の声量を意識し、一語一語はっきりと発音しましょう。
- 普段より少し大きめの声で話す
- ゆっくり、はっきりと発音する
- 語尾まで丁寧に言い切る(語尾が消えやすい)
- 抑揚をつけて単調にならないようにする
採用担当者の本音
マスク着用の候補者で「もったいない」と思うのは、声が小さくて何を言っているか聞き取れないケースです。内容が良くても、聞こえなければ評価のしようがありません。マスク面接では声の大きさが最重要ポイントです。
目元の表情・ジェスチャーで印象アップ
マスクで口元が隠れる分、目元の表情とジェスチャーが通常以上に重要になります。
- 目元で笑顔を作る(目尻を下げる意識)
- 相づちを大きめにする(首を少し大きく動かす)
- 重要なポイントでは手のジェスチャーを添える
- アイコンタクトを意識的に行う
ただし、過剰なジェスチャーは逆効果です。自然な範囲で取り入れ、面接官の反応を見ながら調整しましょう。
メガネの曇り止め対策
メガネをかけている方は、マスクの隙間から漏れる息でレンズが曇る問題に注意が必要です。
- ノーズワイヤーをしっかり鼻の形に合わせて密着させる
- 曇り止めスプレーやクロスを事前に使用する
- 息を下方向に向けて吐き出すように意識する
- 通気性の良いマスクを選ぶ
面接中にメガネが曇ると集中力が削がれるだけでなく、面接官からも「準備不足」に見えてしまいます。事前に対策を立てておくことが大切です。
オンライン面接(Web面接)でのマスクの考え方

オンライン面接では、マスクを外すのが基本です。感染リスクがないため、顔全体を見せてコミュニケーションすることが求められます。
マスクを外すことで得られるメリットは以下の通りです。
- 表情が豊かに伝わり、熱意をアピールできる
- 声がクリアに聞こえ、聞き返しが減る
- 面接官との信頼関係を築きやすい
自宅など安全な環境で面接を受ける場合は、迷わずマスクを外しましょう。どうしても外せない事情がある場合は、冒頭で理由を説明してから面接に入ってください。
オンライン面接のコツ:マスクを外した分、カメラの位置や照明にも気を配りましょう。顔が明るく映るように照明を調整し、カメラは目線の高さに設定すると好印象です。
» Web面接の事前準備と成功のコツ|1,000人以上面接したプロが解説
業界別のマスク事情|医療・介護・食品は要注意

面接でのマスクの扱いは業界によって大きく異なります。自分が受ける業界の傾向を把握しておきましょう。
| 業界 | マスクの扱い | ポイント |
|---|---|---|
| 医療・介護 | 着用推奨〜必須 | 衛生管理意識の高さを見られている |
| 食品・飲食 | 着用推奨 | 食品衛生の観点からマスク着用が評価されやすい |
| メーカー・商社 | 原則外す | 顔を見て話す文化が強い |
| IT・Web | 自由 | カジュアルな社風が多く、着脱どちらでもOK |
| 金融・保険 | 原則外す | フォーマル重視、表情を見せることが重視される |
| 公務員 | 企業の指示に従う | 自治体ごとに方針が異なる。事前確認必須 |
採用担当者の本音
業界の慣習を事前にリサーチしている候補者は「しっかり準備している」と評価されます。特に医療・介護業界でマスクなしで面接に来ると、「衛生意識が低い」と判断される可能性があるので注意してください。
どのエージェントが自分に合うか迷ったら、こちらの比較記事もご覧ください。
よくある質問(Q&A)

- 面接でマスクの色は何色がベストですか?
-
白の不織布マスクが最も無難です。薄グレーやベージュも好印象ですが、黒・柄物・派手な色は避けましょう。迷ったら白を選べば間違いありません。
- 面接でマスクを外すタイミングはいつですか?
-
着席した後、面接が始まる前がベストタイミングです。面接官から指示があればそれに従い、指示がなければ「マスクを外してもよろしいでしょうか」と一声かけましょう。
- 面接官に「マスクを外して」と言われたらどうすればいいですか?
-
「承知しました、失礼いたします」と一言添えて、耳掛けを持って丁寧に外しましょう。外したマスクはマスクケースやポケットに収納してください。
- 転職面接でもマスクをつけたままでいいですか?
-
2026年現在、転職面接では原則マスクを外すのが基本です。ただし、企業の方針や業界(医療・介護等)によっては着用が推奨される場合もあります。事前に確認するのがベストです。
- オンライン面接ではマスクをつけるべきですか?
-
オンライン面接では感染リスクがないため、マスクを外すのが基本です。表情が伝わりやすくなり、声もクリアに聞こえるため、特別な事情がない限りは外しましょう。
- 花粉症や体調不良でマスクを外せない場合はどうすればいいですか?
-
「アレルギー症状がございまして、マスクを着用させていただいてもよろしいでしょうか」と理由を丁寧に説明すれば問題ありません。健康上の理由であれば不利になることはありません。
- マスクをつけたまま面接すると不利になりますか?
-
マスク着用自体がマイナス評価になることはほとんどありません。ただし、表情が見えにくい分、声の大きさやジェスチャーでコミュニケーション力をカバーする工夫が必要です。
- 面接会場に着くまでマスクはどうすべきですか?
-
会場到着までのマスク着用は自由です。ビルの共用部分では着用しておくと周囲への配慮を示せます。受付前に外すかどうかは、企業の方針やその場の状況に合わせて判断しましょう。
まとめ

この記事のポイントをまとめます。
- 2026年現在、面接ではマスクを外すのが基本マナー。ただし企業・業界の方針に従うことが大切
- マスクの色は白・薄グレー・ベージュがおすすめ。黒・柄物は避ける
- 外すタイミングは着席後・面接開始前。迷ったら「外してもよろしいでしょうか」と確認
- 「外して」と言われたら「承知しました」と一言添えて丁寧に外す。外せない場合は理由を説明
- マスク着用で面接する場合は声の大きさ・目元の表情・ジェスチャーで補う
- 医療・介護・食品業界はマスク着用が推奨されるケースがある。業界の慣習を事前確認
面接でのマスクの扱いは、あなたの「気配り力」をアピールするチャンスでもあります。この記事で紹介した判断基準とマナーを身につけて、自信を持って面接に臨んでください。

