初めての転職は「何から始めればいいのか分からない」「面接が不安」という悩みを持つ方が多いです。特に社会人3〜5年目、第二新卒の時期はキャリアの方向性に迷いやすく、転職活動を一人で進めるのは心細いと感じる方も少なくありません。一人で全てを進めようとせず、転職サイトや転職エージェントを上手く活用することが、転職成功への近道です。
プロのキャリアアドバイザーが履歴書や面接対策をサポートし、あなたに合った求人を紹介してくれるため、初めての転職でも安心して活動を進められます。私はプライム上場メーカー企業で7年以上採用業務に関わり、これまで1,000人以上の方を面接してきました。この記事では、人事視点も踏まえて20代・第二新卒におすすめの転職エージェントを比較し、初めての転職でも安心して使える転職エージェントの5社を紹介します。それぞれの特徴や強みをチェックし、自分に合ったサービスを見つけてください。
初めての転職におすすめの転職エージェント【厳選5社】

サービス名 | 強み |
---|---|
マイナビジョブ20’s | 大手の安心感 |
第二新卒エージェントneo | 手厚いサポート |
UZUZ(ウズウズ) | ブラック企業排除 |
20代の転職相談所 | 老舗の信頼感 |
キャリアパーク就職エージェント | スピード内定 |
マイナビジョブ20’sの特徴

- 運営会社:株式会社マイナビワークス
- 強み:手厚いサポート
- マイナビ唯一の20代専門エージェント
- 適性診断を活用でき、未経験歓迎求人も豊富
- 大手ならではの情報網とサポート体制
第二新卒エージェントneoの特徴

- 運営会社:株式会社ネオキャリア
- 強み:大手の安心感
- キャリアアドバイザー全員が第二新卒経験者
- 平均10時間以上の面談あり
- 書類添削・面接練習・入社後フォローまで徹底支援
UZUZ(ウズウズ)の特徴

- 運営会社:株式会社UZUZ
- 強み:ブラック企業排除
- 厳しい基準で求人を精査
- 離職率・残業時間・労働環境を徹底チェックし、定着率93%以上を実現
- 短期離職や経歴に不安がある人でも安心
20代の転職相談所の特徴

- 運営会社:ブラッシュアップ・ジャパン株式会社
- 強み:老舗の信頼感
- 2001年創業の老舗サービス
- 広告に頼らず質重視で20年以上運営
- 紹介企業はすべて取材済みで口コミ評価も高く、ミスマッチ防止に強み
キャリアパーク就職エージェントの特徴

- 運営会社:ポート株式会社
- 強み:スピード内定
- 特別推薦ルートにより書類選考や一次面接免除のケースあり
- 短期間で転職を決めたい人に最適
- 最短1週間で内定獲得実績もあり
初めての転職にエージェントを使うべき理由

20代で初めて転職を考えるとき、多くの人が「履歴書や職務経歴書はこれで正しいのか」「面接でうまく話せるだろうか」と不安を抱えます。社会人経験が浅い段階では、自分一人で求人探しや選考対策を進めるのは大きな負担になります。
転職エージェントは無料で利用できるにもかかわらず、選考を有利に進めるためのサポートが充実しているのが特徴です。初めての転職を安心して進めたい方は、積極的に活用を検討してみてください。
≫ 転職エージェントのメリット・デメリット完全ガイド
書類添削で通過率アップ
履歴書や職務経歴書は、自己流で書くと「伝えたいことが伝わらない」「形式が崩れてしまう」といったミスが起きやすい書類です。エージェントは事前に企業と打ち合わせを行い、求められる人物像を把握しています。その情報をもとに、応募先企業ごとに訴求ポイントを押さえた書き方を指導してくれます。
エージェント経由で応募すると「推薦文(紹介文)」も添えられるため、転職サイトから直接応募する場合に比べて書類通過率が大幅に高まります。
面接対策をしてくれる

面接は一度や二度では慣れず、経験を積むことでようやく自信を持って話せるようになります。初めての転職では「緊張してうまく話せない」「想定外の質問に答えられない」といった不安を抱える人が多いです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、数多くの求職者をサポートしてきた実績があり、面接官がどこを見ているかを熟知しています。模擬面接を通じて、次のような具体的なフィードバックを受けられます。
- 回答内容の組み立て方(結論から伝える、強みを根拠とセットで話す)
- 逆質問の工夫(意欲を示しつつ情報を得られる質問の仕方)
- 緊張で沈黙したときの切り返し方
- 表情や声のトーン、姿勢などの非言語的な印象改善
短時間で「改善点」を指摘してもらえるため、自分一人で練習するより効率的に面接力を高められます。事前に弱点を把握して準備できるので、本番でも落ち着いて対応できるようになります。
非公開求人にアクセスできる
求人サイトに掲載されている案件は、実は全体のごく一部に過ぎません。多くの企業は、採用競争を避けたり、条件に合う人材だけに出会いたいと考えたりするため、求人をあえて一般公開せず、転職エージェント経由でのみ募集する「非公開求人」を設けています。非公開求人には次のようなケースが多く含まれます。
- 大手企業や有名企業の募集(応募が殺到しやすいため限定公開)
- 重要なポジションや新規プロジェクトの採用(競合に知られたくないため非公開)
- 高待遇やレアな求人(条件が厳しく、マッチする人材にだけ紹介したい)
エージェントを利用すると、非公開求人にも応募できるため、自分だけでは探せなかったチャンスに出会える可能性が広がります。キャリアアドバイザーが「希望や適性に合う求人だけを提案」してくれるため、情報量が増えるだけでなく、効率的に質の高い求人へアプローチできるのも大きなメリットです。
キャリア相談の相手になってくれる

初めての転職では「今の職場が本当に自分に合っていないのか」「どんな仕事なら長く続けられるのか」といった根本的な悩みを抱える人が多いです。単なる求人探しでは解決できない部分だからこそ、キャリアの専門家に相談できる価値があります。転職エージェントは面談を通じて、これまでの経験や強み、性格や働き方の希望を丁寧にヒアリングし、「今後どういうキャリアを描くべきか」を一緒に考えてくれます。
- 自分では気づかなかった適性の発見
- 将来を見据えたキャリアプランの提案
- 業界・職種ごとのリアルな情報提供(成長性や働き方の特徴など)
転職するかどうか迷っている段階でも利用できるため、キャリアの方向性を整理するためのパートナーとして活用する価値があります。求人紹介にとどまらず、長期的なキャリア形成を支えてくれるのがエージェントの大きな強みです。
年収交渉や内定後フォローも代行
面接では聞きにくい 年収や条件交渉 も、転職エージェントがあなたの代わりに行ってくれます。希望を直接企業に伝えるのは心理的にハードルが高いものですが、エージェントを通すことで角が立たずに条件交渉が可能です。結果的に「思ったより低い年収で決まってしまった」といった失敗を防げます。
エージェントは 入社後のフォローも行っています。実は、求職者が短期間で退職してしまうと、企業はエージェントに支払った紹介料の一部を返金してもらう契約を結んでいるケースが多いです。そのため、エージェントにとっても入社後の定着は非常に重要で、入社後も「困っていることはないか」「環境に馴染めているか」といったフォローをしてくれますので、求職者から見れば大きな安心材料です。
入社後のミスマッチを防ぎやすく、「入社したけどすぐに辞めたい」と後悔するリスクを減らせるのは、転職エージェントを利用する大きなメリットのひとつといえます。
採用担当者もエージェントに依存している(実体験)

採用競争が激化する中、企業は採用をすべて自社で対応しきれず、費用をかけてでも転職エージェントを活用しています。エージェントに自社のニーズを伝え、マッチする人材を紹介してもらうことで、実質的に採用選考の一部を任せています。
企業にとっても多数のエージェントとやり取りするのは負担が大きいため、付き合う会社を限定しているケースがほとんどです。応募したい企業があっても、取引のないエージェント経由では応募できないこともあります。応募機会を逃さないためには 転職エージェントを複数登録しておくことをおすすめします。
自分の年代に合う転職エージェントを選ぶべき理由

転職を考えるとき、CMで流れてくるリクルートエージェントやdodaといった大手転職エージェントに登録する方も多いです。大手には「求人件数の豊富さ」や「知名度」という強みがあり、幅広い選択肢に出会えるのが魅力です。
20代・第二新卒の場合は大手だけでなく、若手に特化した転職エージェントを併用する方が適しているケースが多いです。若手特化型エージェントは、「未経験歓迎」「ポテンシャル採用」に強く、経歴に自信がなくても応募できる求人が多いのが特徴です。
20代に近いキャリアアドバイザーが担当することが多いため、初めての転職でも安心して相談できます。今後の採用市場の変化を踏まえると、この「年代に合ったエージェント選び」はますます重要になります。
採用市場の変化(企業目線)
20代・第二新卒者は「柔軟な対応力」と「ポテンシャル」として企業ニーズも高いですが、40代・50代の中途採用ニーズが年々高まっている点も見逃せません。
実際、日本企業では「即戦力として活躍できるミドル層」の不足が深刻化しており、40代〜50代の採用人数は増加傾向にあります。リクルートの調査によると、2014年と比べて2024年にはミドル層の採用が約6倍に拡大しており、今後もこの流れは続くと予想されます。

ミドル層への採用ニーズが拡大すると、企業にとって若手採用に使える時間・お金が相対的に減っていく可能性があります。若手に特化したエージェントに登録しておくことで、企業の採用背景を理解したアドバイザーから適したな求人を紹介してもらえる可能性が広がります。
キャリアアドバイザーが20代の転職事情に精通
若手特化型エージェントのアドバイザーは、20代特有の悩み(「短期離職は不利なのか」「経歴が浅くても大丈夫か」など)を理解しており、同世代や近い立場からの目線でアドバイスしてくれるのが強みです。
20代はまだポテンシャル採用の余地が大きい時期です。若手特化型エージェントは「経験よりも意欲を重視する求人」を多く扱っており、事務・営業・IT職など未経験からのキャリアチェンジ を後押ししてくれます。
まとめ

初めての転職は、不安や迷いがつきものです。履歴書の書き方や面接対策、求人探しまで、一人で抱え込むのは大きな負担になります。転職エージェントを活用すれば、プロが二人三脚でサポートしてくれるため、安心して一歩を踏み出せます。
この記事では、20代・第二新卒に特化したおすすめの転職エージェント5社を紹介しました。それぞれに特徴がありますので、どのサービスも無料で利用できるため、まずは 2〜3社に登録してキャリアアドバイザーと話してみることをおすすめします。
- 安心感 ➡ マイナビジョブ20’s
- 手厚いサポート ➡ 第二新卒エージェントneo
- ブラック企業排除 ➡ UZUZ
- 老舗の信頼感 ➡ 20代の転職相談所
- スピード内定 ➡ キャリアパーク就職エージェント
複数の視点からアドバイスを受けることで、自分に合った求人やサポートに出会いやすくなり、転職成功の可能性が一気に高まります。「20代の転職で失敗したくない」「第二新卒でも安心して進めたい」方は、ぜひ今回紹介したエージェントを活用して、自分に合ったキャリアの一歩を踏み出してください。